EBMナウ
EBM (Evidence based medicine::単なる、少数例の経験から得た知識ではない根拠に基づく医療行為。
今週のEBM,ナウ(110)

G-CSF-combined conditioning for MDS
(骨髄異形成症候群へのG-CSFを利用した前処置法)

 造血細胞移植後の前処置法として全身放射線照射(TBI、12Gy)と顆粒球コロニ-刺激因子を組み合わせたcytarabine使用により、5年生存率が76.7%(図 参照)という驚異的成績を慶応大学が報告しました。  対象はハイリスクの骨髄異形成症候群(MDS)の22例です。年齢は18歳から54歳で中央値は44.5歳。RAEB10例、RAEB-t2例、MDSからの白血病化6例、CMMoL4例です。22例中、16例が無病にて生存中です。再発が3例に見られましたが、移植後急性GVHDⅡ-Ⅳが14例でした。慢性GVHDは評価可能な20例中9例でした。



コメント:従来の成績は生存率30%程度のため、今回の報告は賞賛に値する。

文献:Mori T et al. Total body irradiation and granulocyte colony-stimulating factor-combined high-dose cytarabine as a conditioning regimen in allogeneic hemtopoietic stem cell transplantation for advanced myelodysplastic syndrome: a single-sinstitute experience. Bone Marrow Transplant  2007;39:217-221