EBMナウ
EBM (Evidence based medicine::単なる、少数例の経験から得た知識ではない根拠に基づく医療行為。
今月のEBM,ナウ(28)

ASH REPORT 2005 (Abstract #2891)
さい帯血ミニ移植を骨髄系疾患に


高リスク骨髄系血液疾患にさい帯血ミニ移植を施行。前処置はfludarabine 125mg/m2 、melphalan 80mg/m2そしてTBI 4Gy。結果:2年生存率は31%です。GVHD予防法がシクロスポリンであれば生存率16%、タクロリムスでは51%でした。死亡原因は以下の図に示します。



結論:さい帯血ミニ移植は適当なドナ−がいないときに有効。今後はさらなる感染症対策や移植関連毒性の軽減そしてGVL効果を高める事が要求される。